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護衛艦かが、横須賀初入港 

何日前の話ししてんだよ!!
というところですが、なんとSDカードリーダーを紛失してデジカメの写真を取り込めない今日この頃…。
とりあえず、スマホで撮った写真で茶を濁します。

かが就役
ヴェルニー公園から望む護衛艦「かが」
逸見岸壁に係留し、大型クレーンにより物品搭載を行なっています。
真新しい係留索が美しいですね。
まだ弾薬や搭載物件が満載されていないらしく、艦首喫水がかなり浅くなっています。

いずも比較
同じアングルからの「いずも」
これが普段の喫水になります。
今回気がつきましたが、CIWSが光学センサー付きのブロック1Bになっているようです。(「いずも」は旧式のブロック1)
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[2017.03.24(Fri) 23:59] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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自衛艦旗の掲揚降下について 

久方ぶりの更新となります。
遅まきながら、メバル所長さんから頂いた質問に対する解説となります。
▼続きを読む

>自衛艦における艦旗の掲揚降下

原則として手空き総員が後部甲板に整列し、艦旗に対して敬礼します。
指揮官は当直士官、掲揚降下は当直警衛海曹が行い、舷門当番が補佐します。(護衛艦を例とした一般論です。補助艦では一部異なります)
この場合、「手空き」じゃない乗員が艦内に残っていることになりますが、これは現に立直中の当直員やその場を離れられない作業に従事している者になります。
例えば、当直電信員、機関科当直海曹、艦橋配置員(らっぱ員、マイク員、信号員)や燃料搭載・火気作業等の警戒員です。
海上自衛隊礼式規則において、艦橋及び露天甲板にある者は挙手の敬礼をし、その他の者は姿勢を正す敬礼を行うものとされています。
「姿勢を正す敬礼」とは、原則として「気をつけ」の姿勢であって直立不動を指しますが、食事中や執務中は着席したまま威儀を正すことが許されています。
また、艦内の者も艦旗に正対して(後部旗竿の方角を向いて)敬礼します。
以上は、岸壁係留中も投錨中も変わりません。
艦旗降下時、整列している乗員が極端に少ないことが多いですが、これは課業止めのあとで当直員以外は上陸してしまっているためです。

>陸上部隊における国旗の掲揚降下

陸上部隊での勤務経験がないので、教育隊での記憶を元に書きます。(間違いがあったらすみません)
基本的には自衛艦に準じます。
国旗掲揚台に正対し、国旗を目撃した者は挙手の敬礼、その他の者は姿勢を正す敬礼を行います。
ただし、岸壁にあって自衛艦旗の掲揚降下を目撃する場合は、近傍の自衛艦旗に対し敬礼する点が陸自とは異なります。

>自衛艦における日章旗の扱い

確かに自衛艦旗に対する敬礼しか規定されておらず、艦首の国旗に対する敬礼は行いません。
また、警衛海曹(上級海曹)が掲揚降下する艦旗に対し、国旗を掲揚降下するのは前直の舷門当番(海士)であり、その当番でさえ国旗の係止後は回れ右して艦旗に敬礼します。
これは推測ですが、艦首旗の扱いは日本海軍時代の名残が色濃く残っているのではと思います。
現在は、通称こそ艦首旗ではありますが、旗自体は「国旗」として納品されており、旗章規則にも「艦首の旗竿に国旗を掲揚」と定められています。。
しかし、海軍旗章令では、「艦首旗」は「艦首旗」として制定されており、国旗と同じデザインの別の旗という扱いでした。
軍艦旗は国旗と同格であり、従って艦首旗に対して敬礼する道理はないことになります。
この考え方が、現在も残っているのではないかと思います。
「伝統の継承」というやつですね(笑)

長くなりましたが、疑問解消の一助となれば幸いです(^^)

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[2016.06.26(Sun) 23:33] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

ありがとうございます by メバル所長
お久しぶりです、大和甲型さん。
そして、自衛艦旗の掲揚降下について詳細な解説、ありがとうございました。
陸上自衛隊については、色々な本で日章旗の掲揚降下について書かれています。しかし、自衛艦旗については、今回初めて知りました。
艦旗掲揚及び降下時の艦内の様子を一度見てみたい。「艦旗掲揚」のアナウンスで、皆さんビシッとなるわけですね。きっと、陸自の場合よりレアな光景だと思います。一民間人がその時間まで艦内にいることは、ちょっと考えられませんし。

陸上部隊でも、やはり、自衛艦旗旗がメインなのですね。これは、ちょっと意外でした。

国旗の扱い、納得しました。さすが日本帝国海軍の直系の海上自衛隊です。「伝統墨守・唯我独尊」の海上自衛隊と言われるだけあります・・・すみませんm(__)m「朝雲寸言」に、そのように書いてありました。

お忙しい中、本当にありがとございました。
NHKの番組風に言えば「ガッテン、ガッテン」です(笑)


どもども。 by 大和甲型
確かに自衛艦旗の掲揚降下については、あまり語られる機会が多くないかもしれませんね。
私も実は艦内の様子を直接見たことはなくて、あくまで規則上はこう、という話です。
というのも、航海科員ですから、掲揚降下の時は基本的には艦橋でらっぱを吹いているためです。
観艦式など、8時前に乗艦する機会があれば、操縦室での艦旗掲揚を見学できるのではないでしょうか。
たぶん出港準備に入っているので、椅子に座ってジッとしているだけですが…。

伝統墨守・唯我独尊は、有名ですね。
そう言われるだけのことを、先輩方はやってきたのでしょう(笑)
「伝統が〜」というのが、本当に大好きな組織です。
幹部自衛官のことを「士官」と呼んだり、先任海士のことを「兵長」と呼んだり、陸空ではタブー視されている軍隊言葉が今でも使われていたりします。

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ラッタル 

2016年04月12日 ()
広報で自衛艦に乗ったことがある人は、非常識なほど急な階段を目にしたことと思う。
部外の人にも分かりやすいようにアナウンスでは「階段に注意してください」とか言ってるが、あれは階段ではない。
「ラッタル」である。
漢字で書くと「傾斜梯子」で、梯子の一種である。
ところで、マストや構造物に掛かっている梯子は、「梯子」とは呼ばない。
「垂直ラッタル」である。
いやいや。
ラッタルが傾斜梯子なんだから、それはおかしい。
「垂直傾斜梯子」ってなんやねん。
それはもう梯子だろう。

垂直ラッタルって海軍時代から言ってたのだろうか。
▼続きを読む

ちなみに、上甲板から岸壁に降ろされている階段は「舷梯」と言う。
民間ではタラップとも呼ばれるが、海自では「舷梯」で統一されている。
また、縄梯子は「ジャコップ」である。
これは本来「ジャコップラダー」であり、旧約聖書における「ヤコブの梯子」が語源らしい。
ジャコップは英語、タラップはオランダ語であるが、ラッタルだけは語源が諸説あってハッキリしない。

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[2016.04.12(Tue) 23:59] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(4) 見る▼
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COMMENT

結構好きです by メバル所長
こういった小話?

ラッタルと言う呼称は、亡くなった父から良く聞いていました。
艦艇の見学の時に、「年寄りには、上り下りが辛い階段だな」と思っていました。
梯子だったのですね、納得です。

ところで、父から「半舷上陸の時に・・・・」という話も聞きました。半舷上陸という言葉は、海上自衛隊でも使っているのですか?
そして、その意味が分かりましたら教えてください。
よろしく、お願いいたします。

良かったです(^^) by 大和甲型
慣れてくると駆け下りたり、動揺を利用して二段飛ばしで登ったりできます。
安全上は推奨できませんが(笑)

>半舷上陸
乗員には上陸部舷と呼ばれるグループ分けがございまして、通常であれば、曹長・1曹は1/6、2曹・3曹は1/5、士長は1/4、1士・2士は1/3の当直となります。
しかし、某国のミサイル発射など緊急出港が予め想定される場合には、当直部舷を総員1/2にすることがあります。
これが半舷上陸で、上陸札には「右舷」「左舷」と書かれています。
海上自衛隊でも使っています。

有難うございます by メバル所長
分かりやすい説明、有難うございます。

お礼が遅れて申し訳ありませんでした。
熊本地震の事があり、私のちょっとふざけた自衛隊ネタのブログをアップして良いものか、迷っていたりしてお礼が遅れてしまいました。
地震に関しては人ごとでなく、且つ、私の住む地域は津波の問題もあるので、重く感じてしまいました。



お気になさらずに(^^) by 大和甲型
震災のことは心配ですが、ブログ更新を自粛することはないと思いますよ。
自衛官が不謹慎な書き込みを連発するなら問題ですが、民間の方のブログで、しかもメバル警備所さんは被災地や救助隊員に不利益な書き込みをするようなブログでもないですし。
むしろ積極的に更新して、災害派遣部隊や消防・警察の方を応援してあげてください。
逆に、私のように災害派遣部隊に指定されていない部隊の隊員は、被災地の役にも立てず、ただ自分の任務に専念するしかないのを歯がゆく感じてしまいます。

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護衛艦「いずも」は空母なのか? 

散々言われすぎて今さらな話題ですが、敢えて思うところを書こうかと。
結論から言えば、「いずも」は護衛艦です。
空母でも軽空母でもヘリ空母でもありません。
そんなん詭弁だ。 見るからに空母だ。
…と思うかも知れませんが、冷静に考えてみるとそんな事はないのです。
▼続きを読む

大前提として、日本の法令上の「いずも」の艦種は護衛艦です。
これは海上自衛隊訓令第30号「海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令」に定められており、
大分類:警備艦 / 中分類:機動艦艇 / 種別:護衛艦
とされています。
しかし、日本国内の法令上の位置付けと国際的な位置付けが合致していない事が稀にあり、例えば日本海軍における「軍艦」の定義がそうでした。
日本海軍における軍艦は、戦艦や空母、巡洋艦など菊花紋章を頂いた一部の艦艇のみを指しましたが、国際法上の軍艦は「軍艦旗を掲げ、海軍士官の指揮下にある船舶」であり、駆逐艦だろうと潜水艦だろうと軍艦であるわけです。
ですから、いくら日本が「いずも」を護衛艦と呼んでも国際的には空母だ、という論が成り立ってしまうのです。
しかし、「軍艦」には国際法上の明確な定義が存在しましたが、「空母」はどうでしょうか?
「いずも」が空母かどうかを論じるには、そもそも空母とはなんぞや? という「定義」を決めなければなりません。

wikipediaでは「飛行甲板を持ち、航空機運用能力を持つ艦船のことを言う」とされています。
が、wikipediaは知っての通り閲覧者が自由に編集できるわけで、明確なソースがない限りは軍オタの妄想と思い込みでしかありません。
(ちなみに、護衛艦や補助艦のヘリ甲板も「飛行甲板」と呼称されているので、wikiの定義では汎用護衛艦も空母になってしまいますね。せめて「全通飛行甲板」くらいの記述にしないと。)

近代史上、初めて航空母艦に関する国際的な取り決めがなされたのは、1922年のワシントン軍縮条約です。
「航空機を搭載する目的を以って設計された基準排水量10,000tを超える軍艦をいう。航空母艦は艦上において航空機が発着できる構造を有す。」
と定義されます。
しかし、これでは航空機を搭載する小型艦が定義できないので、1930年のロンドン軍縮条約で
「排水量に関係なく、航空機を搭載する目的で設計され、艦上において航空機の発着可能な構造を有する一切の水上艦船をいう。」
と定義し直されました。

先のwikiとの明確な違いは、基準が「飛行甲板の有無」ではなく、「航空機を搭載する目的で設計されていること」です。
ですから、戦艦が観測気球を艦上で発着させても空母ではないし、例えば現在の汎用護衛艦に当てはめても空母にはなりません。
また、艦載ヘリを搭載する目的で設計されたDDHについても、
「主力艦、巡洋艦または駆逐艦に航空機の着艦用または離艦用の甲板を装備することは、航空母艦として設計されたか、または改造されたものではない限り、この艦船を航空母艦の艦種に算入または分類しない。」
とあるので、単艦で戦闘能力を有する水上艦たる「はるな」や「ひゅうが」は該当しないと見なせます。
個艦戦闘能力に欠ける「いずも」は、ややグレーゾーンでしょうか。
でも、安心してください。空母じゃないですよ。
ワシントン条約は1934年に破棄され、ロンドン条約からも1936年に脱退していますので、今さら両条約に拘束される言われはないのです。
そもそも両条約の規定に従うならば、基準排水量10,000tを超える「ひゅうが」は戦艦であり、同1,850tを超える「はるな」は巡洋艦に類別しなければなりません。
と言うか、基準排水量2050tの小型護衛艦まで巡洋艦になってしまいますね。
これでは実態に即していません。
現代の艦種類別にワシントン条約を持ってくるのはナンセンスです。

この他に空母に関して定義しているのが、1936年のモントルー条約です。
黒海と地中海を結ぶボスポラス・ダーダネルス海峡(トルコ海峡)の通航制限について定めた同条約では、
「洋上において航空機を搭載及び運用することを第一の目的として、設計または転用されたもの。」
とされています。
同条約は、我が国も海峡委員会の一員(当時)として締結しており、現在も効力があります。
サンフランシスコ平和条約で、モントルー条約により享受する権利・権益は放棄しましたが、条約自体は破棄されていません。

さて、この条約を語る上で欠かせないのが、ロシア海軍の「アドミラル・クズネツォフ」です。
全通飛行甲板と格納庫を有し、固定翼戦闘機を運用しながらも「重航空巡洋艦」を名乗っている同艦は、モントルー条約で空母のトルコ海峡通航が禁止されていることへの政治的配慮の産物であるかのように語られます。
しかし、いくらロシア海軍が巡洋艦に類別しようとも、トルコ側が厳正に対処できるように定められたのが条約であるわけで、条約批准国が通航を認めている以上、国際的にも「クズネツォフ」が空母ではないことが了解されていることになります。
何故でしょうか。
この条約における空母の判断基準が、「航空機の運用を第一の目的にしていること」だからです。
「クズネツォフ」は、大型巡航ミサイル「グラニート」の運用を第一の目的としており、艦載機の任務は防空ないし哨戒というパッシブなものです。
この条約の定義に照らす限り、トルコ側も航空母艦とは断言できなかったのでしょう。
従って、同型艦でありながら大型巡航ミサイルを搭載しない中国の「遼寧」は、航空母艦に類別されます。
このように見ていくと、我が国の「ひゅうが」と「いずも」にも同じことが言えそうです。
すなわち、対潜戦と僚艦防空を主務とする「ひゅうが」は空母ではないが、艦載ヘリの運用を第一義とする「いずも」は空母である、と。
よって、「いずも」は広義には空母と呼んで差し支えないでしょう。

あれ、冒頭と結論変わってるじゃねーか!!
まぁ、厳密に言うと、モントルー条約は全世界共通の取り決めではないので、あくまで拘束されるのは締結国のみです。
なので、「いずも」は、状況により空母と見なすこともできる護衛艦なのだろうと思います。
結局、言ったもん勝ちなところがあって、ネットで強襲揚陸艦と呼ばれるフランスの「ミストラル」も、フランス内での類別は「戦力投射艦」で、ロシアに輸出する時は「空母」でした。
アメリカの「沿海域戦闘艦」も、ジェーン年鑑では「コルベット」ですし。
防衛省がヘリ搭載護衛艦って呼ぶんだから、ヘリ搭載護衛艦なのです。
よその国が空母だというなら、よその国にとっては空母なのです。
肝心なのは運用の本質であって、空母と呼ぶかどうかで議論すること自体、ナンセンスだと私は思います。
だから、「いずも」にF-35が載るかどうかなんて話も、それこそ馬鹿な話だと思います。
重要なのは何のために載せるか、載せて何をさせるかなのであって、全長だけ比較してイタリア空母「カブール」と一緒だとか米強襲揚陸艦に匹敵するとか言っても不毛でしょう。
海上自衛隊のドクトリンは、対潜戦を軸とした海上交通路保護であって、それは昔も今も変わらないのです。
必要なのは、対潜中枢艦としてのDDHであり、それ以上でも以下でもありません。

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[2016.02.21(Sun) 23:30] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

結局 by メバル所長
呼んだもん勝ちでしょうかね、個人的には軽空母だと思いますが。
空母は、海上自衛隊創立以来の悲願と本で読んでいます。

海上自衛隊の夢は
輸送艦「おおすみ」型から、護衛艦「ひゅうが」型、そして護衛艦「いずも」型へ。
周辺諸国の目を徐々に慣らして来て、一応の完成型が「いずも」。「おおすみ」型の時も、空母か?って散々騒がれましたね。最初から「いずも」建造したらどえらい大騒ぎになったでしょう。やるな、海上自衛隊!(飽くまで、個人の感想です)
次のステップは、多機能艦艇でF35Bの運用開始と行きたいですね。島嶼奪回には制空権が必要、という理由付けで、如何でしょうか。
これで慣らしておいて、「いずも」型を改修してジャンプ台の設置、F35Bの運用へと
今までは、シーレーンの主たる脅威は潜水艦でしたが、お隣の国が南沙諸島に空港を建設し、空母を何隻も持つとなれば、潜水艦および航空機が主たる脅威となる。イージスだけで良いのか・・・漫画の読み過ぎかもしれませんね。/(^o^)

なんだかんだ私の中でも消化しきれていない気がします(笑) by 大和甲型
F−35についての記述は、本質を無視して他国艦艇と外観だけを比較し、その存在が国際問題であるかのように騒ぐ向きに対して馬鹿な話と言ったもので、個人的な趣味を否定する意図はありません。
むしろ「いずも」にF−35載せたら絶対カッコ良いですよね!!
軍事的整合性をかなぐり捨てて海自空母を夢想するのは、おそらく艦艇好きなら誰もがやったことと思います。
私も16DDGとか作ってましたし(笑)
実は、今も架空艦用に「ひゅうが」艦橋を1セット確保していたりするんですが、どう使うかはまだ未定です。

海自が空母を欲しがっていたのは事実ですが、その求めるところは時代によって様々です。
古くは固定翼哨戒機を運用する対潜空母であり、対潜ヘリ戦術が確立されてからは大量のヘリを搭載するヘリ空母になり、冷戦末期には太平洋へ進出したソ連長距離爆撃機から船団を護衛するためのVTOL空母が要求されました。
これらを一纏めに「空母」としてしまうと、本質が見えないまま「空母が悲願」という言葉だけが一人歩きしてしまうのだと思います。
ちなみに、対潜空母は大型陸上機の大量配備で、ヘリ空母はDDHとして、船団防空はイージス艦として、それぞれ代替装備が整備されてきました。
もし、現在の海上自衛隊が空母を求めるとすれば、離島防衛における近接航空支援が最たる目的になると考えられますが、それは多機能輸送艦への攻撃ヘリ搭載という形で実現が急がれています。
将来的に固定翼艦載機を導入する可能性は、誰にも否定できないでしょう。

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最後の年 

乗員による塗装にまつわる小ネタ。

除籍を翌年に控えた護衛艦「あさかぜ」
せっかくだから記念塗装をしようと、52番砲の横に
ASAKAZE
LAST YEAR!

それ去年じゃねえか!!
[2016.02.01(Mon) 20:26] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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護衛艦「あかぎ」来るか!? 

いずも型護衛艦の2番艦、24DDHは「かが」と命名され、無事に進水いたしました。
やはり北陸新幹線の人気にあやかっての加賀かとも思いましたが、まさかそんな(笑)
てゆーか、出雲大社からの諏訪大社で「しなの」と予想してたんですが、縁起悪かったですかね?(^^;;

それは兎も角、新たな予想。
DDHは旧国名、DDGは山岳名ということから考えますと、これから建造する新型イージス艦、27DDGに「あかぎ」を持ってくるのではないかと!
これで「かが」と護衛隊を組ませれば、第1航空戦隊ペアが復活するわけです。
熱い。
これに汎用護衛艦「あけぼの」「さざなみ」で1個護衛隊。

…うーん、ないな(笑)
▼続きを読む

<余談>
一部報道で、22DDHは「ながと」が予定されたが、対外配慮の結果、取り止めとなったと言われますが、「かが」が良くて「ながと」が駄目な理屈が分かりません。
「加賀」こそ、日支事変で某国本土攻撃とかしてるんですけど…。
てか、一部報道って毎日新聞なんですが、これソースあるんでしょうか。
少なくとも、防衛省の公式発表ではないでしょう。
与太っぽい。

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[2015.09.29(Tue) 23:59] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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by ムスペルヘイム
「しも」クラスはまだですかね、霜クラス。
あきづき型の次は是非
はやしも
あきしも
きよしも
あさしも
でオナシヤス><

by 大和甲型
そう言えば、「しも」ってまだないですね。
次のDDは、僚艦防空をオミットした汎用型に戻るとも言いますし、意外と「しも」が来るかもしれません。
最近の懐古主義を見ると「くも」の可能性もありますが…。

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信号用略語の話 

今月の歴史群像で、日本海軍が信号で使っていた略語について触れていたが、海上自衛隊でも相変わらず現役である。
司令はシ、艦長はカ、副長はフという具合で、海上自衛隊になって新しくできた職名もセム(船務長)やブセ(武整長)などと略される。

面白いのは、一部の職名が海軍時代の略語をそのまま準用していることだ。
サチ(幕僚長)は参謀長、セサ(首席幕僚)は先任参謀の略から来ているし、最近は少なくなったが、補給長をホキではなくシケと書く人もいる。
もちろん、主計長の名残だ。

ただし、当該記事中にあった「トヨト(当直士官より貴艦当直士官へ)」を「トマト」と着信ミスしたという逸話は創作ではないかと思う。
そんな練度の信号員を一人で立直させるなんて自衛隊でもしないのに、夜戦第一主義の日本海軍がするだろうか?
▼続きを読む

略語については、職名だけでなく部隊名にもある。
有名どころはGF(連合艦隊)であるが、現在もSF(自衛艦隊)やEF(護衛艦隊)等と呼ぶ。
また、各総監部をヨコカン(横須賀総監部)、クレカン(呉)、サカン(佐世保)、マイカン(舞鶴)及びダイカン(大湊)と呼び、その隷下部隊もそれに準じた略し方をする。
ヨコシタイ(横須賀海上訓練指導隊)とかサケイ(佐世保警備隊)、マイゾウホショ(舞鶴造修補給所)等といった具合だ。
何故、大湊が「オオ」ではなくて「ダイ」なのかは分からないが、おかげで大湊基地業務隊はダイキギョウになってしまって、知らない人からしたら大層な名前である。

この他、ジホ(人員報告)やシホ(出港報告)といった略語もあり、「ジホ、ナシ、150」で「人員報告、150名異状なし」という意味になる。
ほとんど暗号である。

あと、これは正規の略語ではないが、信号訓練中に「ケベック」「キロ」の旗流が揚がると休み時間の合図だ。
「Q」「K」(休憩)

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[2015.03.24(Tue) 18:37] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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赤灯 

宇宙戦艦ヤマトとかエヴァンゲリオンのイメージが強いのかも知れないけど、非常事態って言うと室内灯が赤灯に切り替わって薄暗くなる表現が多い気がする。
なぜ赤灯なんだろう。
パッと見、エマージェンシーな感じがするからだろうか?(笑)
赤色の方が少ない電力で照らせるから発電機がやられた時に云々、という話を聞いたことがある。
スゴくもっともらしい理屈である。
▼続きを読む

よその軍艦は知らないが、少なくとも護衛艦についてはそのような目的で赤灯を用いない。
戦闘部署であろうが緊急部署であろうが、普段通り白い蛍光灯や電球が点灯している。
ただし、火災発生に伴う電路管制や発電機の異常等により電源が断となった場合、これらは消灯してしまうのでバッテリー式の応急灯に自動的に切り替わる。
お、赤灯の出番か! と思いきや、これも白灯である。
そもそも戦闘時に赤灯を使うのは、デメリットがあまりにも多い。
・運航、戦闘関係文書の赤字が読めなくなる。
・目標情報を作図整理する際に1色しか使えなくなる。
・コンソール類の表示が見辛くなる。
・応急用具や消火器等も赤く塗られているため視認性が悪くなる。
・艦内で外傷を負った際に負傷状況が分かりづらい。
パッと思い付くだけでも、こんなに出てくる。
戦闘時に赤灯を使うべきではないと思う。

しかし、一般公開や体験航海に参加した人は見たはずだ。
護衛艦には確かに赤灯が装備されている。
これは何がためかと言えば、夜間の灯火管制用である。
冒頭であった通り、赤色は少ない電力で…つまり、小さい光力でも照らすことができる。
従って、夜航海で暗順応した艦橋立直者の眼を眩惑しにくいのである。
また、艦橋以外でも非番直員の就寝を阻害することなく深夜立直者を照らすことができる等の利点がある。
青や緑のライトが点いていては眩しくて眠れない者もいるだろう。
私は電気つけっぱでも爆睡できるから関係ないけれども(笑)

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[2015.01.22(Thu) 23:59] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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はつゆき型護衛艦の排水量について 

はつゆき型護衛艦の詳細についてはウィキペディアに譲るとして、排水量について思う所を述べる。

ゆき型の基準排水量は、1番艦(52年度艦)〜7番艦(55年度艦)は2950t、8番艦(56年度艦)〜12番艦(57年度艦)は3050tと公称されている。
この100tの増加については、様々なサイトで記されているところによれば、
・抗堪性向上のため、アルミ合金製であった上部構造物が鋼製とされた
・この重心上昇に対処するため、相当量のバラストを搭載した
ことによる。
防衛省は自衛艦の満載排水量については公表していないが、一部で満載排水量で200tの増加を見たとの記述を目にする。
しかし、基準排水量の定義から言えば、これはおかしな話である。
(満載排水量と基準排水量の差は、燃料・潤滑油及び予備水であって、上構の鋼製化とバラスト搭載による排水量の増加量は一定の筈である。)
▼続きを読む

岡田幸和著「艦艇工学入門」によれば、ゆき型前期艦の搭載バラストは約40t、後期艦の搭載バラストは約180tとされている。
固定バラストだけで140t増加している訳で、排水量100tの増加では勘定が合わない。
もちろん、鋼製上構がアルミ合金製より40t軽いなんてことは考えられない。
世界の艦船誌で連載中の「国産護衛艦建造の歩み」、第24回の本文中には以下の記述がある。
・実排水量は基準排水量の約8%増(筆者見積り)となった
・上構の重量増(約100t)をそれ以上の重量の固定バラストで補償
基準排水量の約8%であれば約236tである。
この記事では、増加分の約100tは純粋に上構の重量増によるものとされており、先の固定バラスト分 約140t増加と併せれば、
上構約100t+バラスト約140t=約240t≒236t
であって整合がとれる。
従って、重量増加は約240tなのであるが、では、なぜ基準排水量では100t増加とされるのであろうか。
これについては、ゆうばり型の船殻設計を担当された方のサイト「鋼鉄の浮城」様に核心的な記述があった。
要約すると、
・ゆき型は固定バラストの搭載により、予算要求時の排水量を超えてしまった
・計算上、基準排水量には固定バラストを含まないことにして、規定排水量内に納めた
というのである。
これが56年度艦以降にも適用されているとすれば、バラストの増加分 140tが基準排水量には反映されず、満載排水量にのみ計上されている点に合点がいく。
ただ、予算要求時の基準排水量は2900tなので、いずれにしても50tは超過している訳である。
前出「国産護衛艦建造の歩み」によれば、
・基準排水量3000t未満という制約
があったとのことであるが、52年度艦の固定バラストは40tなので、わざわざサバを読まなくても2990tに納まっていた事になる。
ここら辺は「約」の部分の誤差なんだろうか。
ところで、前出「国産護衛艦建造の歩み」では、ゆき型の公試排水量を3600t、満載排水量を4000tと記載している。
一方、「艦艇工学入門」では常備排水量3600tとしている。
海上自衛隊における常備排水量は、日本海軍における公試排水量と同義であり、上記の公試排水量3600tも常備排水量の事と思われる。
「艦艇工学入門」に記載の重量配分表によれば、ゆき型の燃料搭載量は常備排水量の13.7%であり、これは約493.2tである。(あくまでも概算)
従って、この1.5倍 約794tが燃料満載量となり、基準排水量2950tにバラスト40tと燃料794tを加えた約3800tが満載排水量と推定される。
これらも含めて考えると、ゆき型の排水量は
・52年度艦〜55年度艦 基準2950t 常備3600t 満載3800t
・56年度艦〜57年度艦 基準3050t 常備3840t 満載4040t
あたりが落としどころではないかと思われる。
ただし、ゆき型は現役の護衛艦であり、正確な満載排水量は依然として公表されていない。
以上はあくまでも刊行物から算出した推定値である。

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[2015.01.09(Fri) 23:59] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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平成26年度自衛隊記念日 

あまり知られていませんが、毎年11月1日は自衛隊記念日です。
海上自衛隊では、昼に満艦飾、夜には電灯艦飾(総監部による)を施行して祝います。
ちなみに大湊では電灯艦飾はしません。誰も見に来ないから。
今年はせっかく横須賀に来たので、散歩がてら写真を撮りに行ってきました。
当日は雨だったのが悔やまれます(^^;

全景
船越地区全景
どうせ吉倉地区は世艦で紹介されると思うので、敢えて補助艦ばかりの船越地区に行ってみましたw
あ〜、でも吉倉に輸送艦いたんだよなぁ。撮りたかった…。
▼続きを読む

F-4付近
海洋観測艦「すま」と輸送艇2号
補助艦が集まると言いましたが、この日は海洋観測艦が殆どでした。

2術校付近
掃海艦「つしま」と「はちじょう」
実は現役の木造軍艦としては世界最大の2隻(あと「やえやま」がいます。)
代艦の建造が始まりましたが、次代はFRP製な上に少し小型化されるので、この姿も近々見納めとなりそうです。
なお、掃海艦(MSO)と掃海艇(MSC)の違いは大きさではなく、海洋掃海(Mine Sweeper,Ocean)か沿岸掃海(Mine Sweeper,Coastal)かという担当海域の違いだそうなので、25MSOは690tしかなくても掃海艦なのです。(最近知った)

F-10付近
護衛艦「やまぎり」
手前は停泊中のジャリ運搬船で、完全に消灯した姿が電灯艦飾と対照的ですね。

F-10〜F11付近
護衛艦「やまぎり」と海洋観測艦「わかさ」「しょうなん」
こうやって見ると、きり型護衛艦は形が複雑で電灯艦飾も手が込んでます。

F-11付近
海洋観測艦「わかさ」と「しょうなん」
例年は吉倉しか電灯艦飾しないそうで、海洋観測艦の電灯艦飾は非常に珍しいそうです。

慣れてないと言うか、カメラを使いこなせてないせいですが、夜景の撮影って難しいですね。
三脚欲しい…。

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[2014.11.02(Sun) 23:59] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

リンク by メバル所長
面白さと軽さ(?)に魅かれ、勝手にリンクさせて貰いました。
ご迷惑でしたら、削除いたします。

ありがとうございます by 大和甲型
どうも、大和甲型です。
迷惑だなんてとんでもないです(^^)
こちらからもリンクさせて頂きました。

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