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艤装品の表現 その4「張り線」 

今回は張り線である。
艦船模型のマストや構造物に展張する線を張り線と呼び、伸ばしランナーや釣糸、ほぐしたストッキングの糸などが主に用いられる。
最近では、メタルリギングという専用の金属線まで発売されている。
模型上では一律に張り線と呼ばれるこれらの線も、実艦では用途も材質も様々である。
これらを作り分けることで、作品の持つ情報量もグッと増すと思う。

 揚旗線
信号旗や旗章を掲揚するためのロープである。
日本海軍艦艇においては、旗甲板から艦橋ヤードに向けて伸びている数条のロープであり、恐らく麻索と思われるので塗色は茶色~黄土色が適当であろう。
メインマストから後部上構に張られているのは、軍艦旗や指揮官旗を掲揚するための揚旗線である。(ただし、中にはメインマストのクロスツリーに信号旗を掲揚している写真も確認できる)
現用の自衛艦では、マストから旗甲板(艦橋後部)に伸びているのがそれであり、化繊索(ナイロン索)なので塗色は白である。
揚旗線は洋上でも目立つので、ぜひとも再現したい。

 空中線
無線用のアンテナであり、ビニル被膜付きの電線である。
塗色は黒が適当。
使用周波数によりアンテナ長が異なり、それに応じた数の空中線が展張されている。
日本海軍艦艇では、艦首から艦橋ヤード、メインマストを経由して艦尾まで伸びる長波アンテナがあり、そこから更に艦橋や煙突に向けて中波や短波アンテナが多数展張されている事が多い。
自衛艦においては、ホイップアンテナやタブレットアンテナ等のロッド式空中線が普及したため、ケーブル式空中線は4~6線のみである。
メインマストから艦橋や煙突に向けて展張されている。
空中線は電線であって、送受信時には通電されるものであるから、構造物に直接固定はできない。
そのため、端部は絶縁体である碍子を介して構造物と接続されている。
この碍子は、日本海軍時代のものを見た事はないが、模型やイラスト等では白く塗られている事が多い。
一方で、自衛艦については暗めのレッドブラウン(ハルレッドが近い)の碍子が使われている。
空中線は、黒いせいもあってか洋上では比較的視認しづらく、1/700では省略しても差し支えないように思う。
1/350等の大型模型であれば、もちろん再現した方が見映えが良く、碍子の塗色にも拘ってみると見る人をニヤリとさせられる。

 満艦飾
満艦飾とは、祝日等に艦首から艦尾まで信号旗を連揚し、マストに自衛艦旗を揚げて艦を装飾する事である。
自衛艦の場合、メインマスト直下にワイヤー(鋼線)を収めたリールがあり、ヤードに吊架した滑車を介して鋼線を前後部の旗竿へと展張する。
滑車の位置は、ワイヤーがアンテナや構造物と干渉しないように各艦型ごとに異なり、前部ラインを右舷ヤード・後部ラインを左舷ヤードに振り分けたり、前後部ラインを同一舷で展張したりと様々である。
鋼線には無数のフックが付いており、これに信号旗を吊るしていく。
艦船模型スペシャルで「吊るす順番は適当」などと書いていたが、とんでもない。大嘘である。
満艦飾の型式は、海上自衛隊旗章細則で明確に定められており、世界の艦船や軍艦雑記帳などで確認できる。
信号旗の最初の1旗には、引き揚げ索と呼ばれるナイロンロープが結ばれており、引き揚げ索もヤード下の滑車を介してマスト直下まで展張されている。
満艦飾当日、自衛艦旗掲揚と共に引き揚げ索を手繰れば、ワイヤーに沿って信号旗がマストまで揚がっていく訳である。
従って、模型で再現する場合には、黒鉄色ないしガンメタルの張り線とフラットホワイトの張り線の2本を展張し、フラットホワイトの張り線に信号旗を接着していけばリアルに仕上がると思う。
日本海軍艦艇は、現物を見たことないので割愛する。

 各種控え索
重量物を吊り上げる際に、動揺によって重量物が振れ回るのを防ぐのが控え索である。
例えば、クレーンで水上標的や弾薬を揚降する場合や、洋上補給(洋上移送)でドライカーゴを受給する場合などに使用する。
ただし、ほとんどの重量物は格納されているので、普段目にするのは装載艇(内火艇や作業艇)の控え索である。
ダビット上の装載艇の艇首ないし艇尾から母艦の上甲板外縁に伸びている索がそれで、揚降中の振れ止め及び降下後の係留に用いられる。
日本海軍艦艇ではマニラ索と思われるので、索の色は茶色~黄土色(退色表現ならタンやバフ)が適当であろう。
自衛艦ではナイロン索を用いるので、白色で良いと思う。
グレーの船体に白が良いアクセントになる。
なお、自衛艦の係留索もナイロン索を使用するが、これは軽くて取扱いが楽なだけでなく、水面に浮く(海面下に沈み込まない)のでスクリューに捲き込みにくいという利点がある。
日本海軍艦艇(特に木甲板)では余り目立たないので、再現するか迷うところ…。
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[2015.03.28(Sat) 23:59] 艤装品の表現Trackback(0) | Comments(0)
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