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ゆきなみ型護衛艦と戦域ミサイル防衛 その2 

 戦域ミサイル防衛
ミサイル防衛は、複数の迎撃システムで阻止率を向上させる縦深防御が基本であり、単独のミサイルで確実に撃墜しようと言うものではない。
TMDにおける海上配備システムは、高層迎撃を受け持つ海軍地域防衛(NAD)と低層迎撃を担う海軍戦域広域防衛(NTWD)の2段階に分けられ、投射する迎撃体はNAD用のSM-3とNTWD用のSM-2ER BlockIV Aが研究開発中であった。(地上配備システムには、高層迎撃用のTHAADと低層迎撃用のPAC-3がある)
この内、最優先で戦力化されるのは、技術的リスクが少なくSM-3の原型となるSM-2 BlockIV Aである。
2009年の実戦配備を目指すSM-3に対し、SM-2 BlockIV Aの戦力化は2001年の予定であり、1999年初頭には生産型の射撃実験を行うとされている。
ゆきなみ型の整備状況と照らし合わせると、就役時に導入されるのがSM-2 BlockIV Aである事は間違いなく、これが同艦が既存のSM-2MRに代えてSM-2ERを、しかも少数のみ搭載するという理由である。
ただし、低層迎撃用であるSM-2ER BlockIV Aは大気圏内での機動しかできず、発射直後のブースト・フェイズ或いは再突入後のターミナル・フェイズしか迎撃チャンスがない。
TMDが対象としている中距離弾道弾でさえターミナル・フェイズにおける再突入速度はマッハ9〜21にもなり、対空レーダーとして桁外れの能力を誇るイージス艦のSPY-1であっても捕捉追尾は容易ではなかった。
その迎撃ともなれば困難の度合いは極めて大きく、大気圏外のミッドコース・フェイズをカバーするSM-3の実用化に先立って、技術的ハードルが断然低いブースト・フェイズを狙うプランも当然考慮しなければならない。
SM-2 BlockIV Aの射程は120km、射高40kmとされており、もしブースト・フェイズで迎撃しようとすれば対象国沿岸への近接を要するという運用上の問題を抱える事になる。
もっとも、同じ低層迎撃であるPAC-3は地上配備のため必然的にターミナル・フェイズで対処するしかなく、米国は任意の迎撃ポイントに急速展開できる点が海上配備型システムの利点であると主張している。

注)迎撃体の開発状況は1998年当時の見積もり。実際には、SM-2 BlockIV Aは2001.12に開発中止となり、SM-3は初期量産型となるBlockI Aが2006年に実戦配備、2009年には主力となるBlockI Bが戦力化されている。



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[2014.09.23(Tue) 17:02] ゆきなみ型護衛艦Trackback(0) | Comments(0)
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