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ゆきなみ型護衛艦と戦域ミサイル防衛 その4 

 航空艤装
ゆきなみ型は対象国勢力圏下を単艦で作戦しなければならず、搭載航空機によるバックアップが必要不可欠となる。
要求される任務は多岐にわたり、早期警戒、対潜哨戒、水上捜索、対艦ミサイルの中間誘導、対地ミサイルの終末誘導、コマンド部隊の輸送及び近接航空支援等である。
これだけの要求を単機で満たすのは不可能なため、本艦には大中型ヘリ3機を搭載、運用する能力が付与され、長期作戦に耐えるだけの整備機材と予備品が確保されている。
前記任務の内、対潜哨戒、水上捜索、SSMの中間誘導及び人員輸送については既存の哨戒ヘリ(SH-60J)で達成し得るが、その他については新たな機種選定が必要となる。
早期警戒任務は、弾道ミサイル対処中に低下するSPY-1レーダーの対空監視能力を補完するもので、現時点で早期警戒能力を有する艦載ヘリはHSS-2系列機を改造したシーキング AEWのみである。
幸い、SH-60Jの配備により退役するHSS-2Bが多数あり、耐用年数に余裕があるものをAEWに改造する策が講じられた。
ただし、HSS-2Bの延命にも限度があるため、英伊が共同開発中のAW-101の早期警戒型EH-101AEWが代替機として検討されている。
対地ハープーンの終末誘導及びコマンド部隊への近接航空支援には広大な作戦半径と機動力が要求されるため、既存の回転翼機では充当し得る機体が存在しなかった。
そこで三菱重工とベル社の共同開発による偏向翼機が要求され、多目的偏向翼機MV-32Jとして結実した。
中型ヘリ程度の機体サイズで、固定翼機なみの搭載量、速力及び航続距離を誇り、垂直離着陸やホバリングを可能とした画期的な機体であり、TEL(輸送起立発射機)を捜索し、装備するレーザー照射機で対地ハープーンの終末誘導を行う。
また、コマンド部隊によるレーザー照射を行う場合には、各種ミサイル及び機銃をもって近接航空支援を実施する。
これらの機体を運用するため、ゆきなみ型の飛行甲板は他の護衛艦より僅かに広く、大型機の発着艦にも耐える甲板強度を有している。
着艦拘束装置は新型のRASTを備え、運搬軌条は2条である。
格納庫は汎用DDの配置を踏襲、拡大したもので、左舷に大型機1機、右舷に中型機2機を収容できる。
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[2014.10.24(Fri) 19:56] ゆきなみ型護衛艦Trackback(0) | Comments(0)
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