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自衛艦旗の掲揚降下について 

久方ぶりの更新となります。
遅まきながら、メバル所長さんから頂いた質問に対する解説となります。

>自衛艦における艦旗の掲揚降下

原則として手空き総員が後部甲板に整列し、艦旗に対して敬礼します。
指揮官は当直士官、掲揚降下は当直警衛海曹が行い、舷門当番が補佐します。(護衛艦を例とした一般論です。補助艦では一部異なります)
この場合、「手空き」じゃない乗員が艦内に残っていることになりますが、これは現に立直中の当直員やその場を離れられない作業に従事している者になります。
例えば、当直電信員、機関科当直海曹、艦橋配置員(らっぱ員、マイク員、信号員)や燃料搭載・火気作業等の警戒員です。
海上自衛隊礼式規則において、艦橋及び露天甲板にある者は挙手の敬礼をし、その他の者は姿勢を正す敬礼を行うものとされています。
「姿勢を正す敬礼」とは、原則として「気をつけ」の姿勢であって直立不動を指しますが、食事中や執務中は着席したまま威儀を正すことが許されています。
また、艦内の者も艦旗に正対して(後部旗竿の方角を向いて)敬礼します。
以上は、岸壁係留中も投錨中も変わりません。
艦旗降下時、整列している乗員が極端に少ないことが多いですが、これは課業止めのあとで当直員以外は上陸してしまっているためです。

>陸上部隊における国旗の掲揚降下

陸上部隊での勤務経験がないので、教育隊での記憶を元に書きます。(間違いがあったらすみません)
基本的には自衛艦に準じます。
国旗掲揚台に正対し、国旗を目撃した者は挙手の敬礼、その他の者は姿勢を正す敬礼を行います。
ただし、岸壁にあって自衛艦旗の掲揚降下を目撃する場合は、近傍の自衛艦旗に対し敬礼する点が陸自とは異なります。

>自衛艦における日章旗の扱い

確かに自衛艦旗に対する敬礼しか規定されておらず、艦首の国旗に対する敬礼は行いません。
また、警衛海曹(上級海曹)が掲揚降下する艦旗に対し、国旗を掲揚降下するのは前直の舷門当番(海士)であり、その当番でさえ国旗の係止後は回れ右して艦旗に敬礼します。
これは推測ですが、艦首旗の扱いは日本海軍時代の名残が色濃く残っているのではと思います。
現在は、通称こそ艦首旗ではありますが、旗自体は「国旗」として納品されており、旗章規則にも「艦首の旗竿に国旗を掲揚」と定められています。。
しかし、海軍旗章令では、「艦首旗」は「艦首旗」として制定されており、国旗と同じデザインの別の旗という扱いでした。
軍艦旗は国旗と同格であり、従って艦首旗に対して敬礼する道理はないことになります。
この考え方が、現在も残っているのではないかと思います。
「伝統の継承」というやつですね(笑)

長くなりましたが、疑問解消の一助となれば幸いです(^^)
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[2016.06.26(Sun) 23:33] 自衛艦の話Trackback(0) | Comments(2)
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COMMENT

ありがとうございます by メバル所長
お久しぶりです、大和甲型さん。
そして、自衛艦旗の掲揚降下について詳細な解説、ありがとうございました。
陸上自衛隊については、色々な本で日章旗の掲揚降下について書かれています。しかし、自衛艦旗については、今回初めて知りました。
艦旗掲揚及び降下時の艦内の様子を一度見てみたい。「艦旗掲揚」のアナウンスで、皆さんビシッとなるわけですね。きっと、陸自の場合よりレアな光景だと思います。一民間人がその時間まで艦内にいることは、ちょっと考えられませんし。

陸上部隊でも、やはり、自衛艦旗旗がメインなのですね。これは、ちょっと意外でした。

国旗の扱い、納得しました。さすが日本帝国海軍の直系の海上自衛隊です。「伝統墨守・唯我独尊」の海上自衛隊と言われるだけあります・・・すみませんm(__)m「朝雲寸言」に、そのように書いてありました。

お忙しい中、本当にありがとございました。
NHKの番組風に言えば「ガッテン、ガッテン」です(笑)


どもども。 by 大和甲型
確かに自衛艦旗の掲揚降下については、あまり語られる機会が多くないかもしれませんね。
私も実は艦内の様子を直接見たことはなくて、あくまで規則上はこう、という話です。
というのも、航海科員ですから、掲揚降下の時は基本的には艦橋でらっぱを吹いているためです。
観艦式など、8時前に乗艦する機会があれば、操縦室での艦旗掲揚を見学できるのではないでしょうか。
たぶん出港準備に入っているので、椅子に座ってジッとしているだけですが…。

伝統墨守・唯我独尊は、有名ですね。
そう言われるだけのことを、先輩方はやってきたのでしょう(笑)
「伝統が〜」というのが、本当に大好きな組織です。
幹部自衛官のことを「士官」と呼んだり、先任海士のことを「兵長」と呼んだり、陸空ではタブー視されている軍隊言葉が今でも使われていたりします。

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COMMENT

お久しぶりです、大和甲型さん。
そして、自衛艦旗の掲揚降下について詳細な解説、ありがとうございました。
陸上自衛隊については、色々な本で日章旗の掲揚降下について書かれています。しかし、自衛艦旗については、今回初めて知りました。
艦旗掲揚及び降下時の艦内の様子を一度見てみたい。「艦旗掲揚」のアナウンスで、皆さんビシッとなるわけですね。きっと、陸自の場合よりレアな光景だと思います。一民間人がその時間まで艦内にいることは、ちょっと考えられませんし。

陸上部隊でも、やはり、自衛艦旗旗がメインなのですね。これは、ちょっと意外でした。

国旗の扱い、納得しました。さすが日本帝国海軍の直系の海上自衛隊です。「伝統墨守・唯我独尊」の海上自衛隊と言われるだけあります・・・すみませんm(__)m「朝雲寸言」に、そのように書いてありました。

お忙しい中、本当にありがとございました。
NHKの番組風に言えば「ガッテン、ガッテン」です(笑)

[ 2016.06.27(Mon) 14:33] URL | メバル所長 #- | EDIT |

確かに自衛艦旗の掲揚降下については、あまり語られる機会が多くないかもしれませんね。
私も実は艦内の様子を直接見たことはなくて、あくまで規則上はこう、という話です。
というのも、航海科員ですから、掲揚降下の時は基本的には艦橋でらっぱを吹いているためです。
観艦式など、8時前に乗艦する機会があれば、操縦室での艦旗掲揚を見学できるのではないでしょうか。
たぶん出港準備に入っているので、椅子に座ってジッとしているだけですが…。

伝統墨守・唯我独尊は、有名ですね。
そう言われるだけのことを、先輩方はやってきたのでしょう(笑)
「伝統が〜」というのが、本当に大好きな組織です。
幹部自衛官のことを「士官」と呼んだり、先任海士のことを「兵長」と呼んだり、陸空ではタブー視されている軍隊言葉が今でも使われていたりします。
[ 2016.07.08(Fri) 05:17] URL | 大和甲型 #NKwY6NnY | EDIT |

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