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男の修行 

苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。

などとカッコ良い言葉を残した某提督は、戦争方針について軍令部に言いたいことを言った挙句、海軍を分裂させミッドウェイで大敗北して帰ってきたわけである。

ミッドウェイ攻略の賛否はともかく。

言うべきことを言う、というのも大事なことで、ただじっとこらえるだけではいけないこともある。
件の提督も、「ダメなことをダメとはっきり言える奴は貴重だ」と言って首席参謀の黒島亀人を重宝したそうであるし、「じっとこらえるのが男の修行だとは言ったが、俺自身が修行中の身とは言っていない」というスタンスだったのか。
しかし、後知恵ではあるものの、あそこはじっとこらえるタイミングだったろうと思う。
なんというか、名言・格言として語り継がれる割に、実行が伴ってないように感じられてならない。

戦争指導は軍令部(というか大本営)が行うべきもので、連合艦隊は実行部隊でしかない。
意見具申程度ならともかく、GF長官が軍令部に対して「俺の計画が容れられなければ職を辞す」などというのは筋違いも甚だしい。
これでは統率も何もないだろう。

分をわきまえることと信念を貫くことは、なかなか両立しない。
特に軍事組織において、上からの命令は絶対であるし、意見を違えた時は上級司令部の真意を汲み取り、飲み込む努力をしなければ筋が通らない。
一方で、指揮官としては、信念を貫く気概もなくてはならない。
このバランスは極めて難しい。
筋を通さず、信念だけを振りかざせば、それはもはや只の頑固だし、芯がなく迎合するだけではイエスマンの誹りは免れない。

某提督は、一度決めたら考えを変えない人だったと言われるし、どちらかと言えば前者なのだろう。
「男の修行」というのは、自分の至らない点への反省、あるいは自身への戒めだったのかも知れない。
格言の内容云々よりも、偉人だって自己を省みるのだという教訓の方が得るものがありそうだ。
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[2016.08.19(Fri) 22:08] 雑談Trackback(0) | Comments(0)
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